永井荷風
2008.3.28
今日の讀賣新聞を読んでいたら永井荷風の事が出ていた。何で今荷風なの?って感じ。記事の題は「荷風の生き方に共感」となっている。家風は独身生活を満喫した、老いの準備をキチンとし、お一人様の老後の公達として共感されているらしい。
荷風は2度結婚している。大正元年1月本郷湯島材木商斉藤政吉の娘米、翌年2月離婚。大正3年8月市川左団次夫婦の媒酌で金子ヤイと結婚、翌年2月離婚。(講談社日本現代文学全集第33巻永井荷風集年譜より)、荷風の嫌いな女性は学問があって、嫉妬深い女性、「西瓜」と言う随筆に書いていた記憶がある。岩波文庫のような気がする。 終生尊敬していた人は森鴎外。私が荷風の本を読んだ限り、荷風が独身を貫いたのは世俗を嫌い本当の意味での個人主義、自由人であったからだと考える。そしてきちんと自己責任を取れたからだろう。(なかなか出来る事ではない、現代だから共感できるが戦前の社会を考えると変人だろう。最も小説家は世俗の感覚からかなりずれていたらしい)。
1 あめりか物語
小説と言って良いのか分からないが非常に面白い。私は時代の記録物語とし読んだが。「牧場の道」、「長髪」、アメリカにいる日本人の様子、荷風はアメリカの夜の世界も探索している、「夜の女」、「雪のやどり」。またアメリカに住んでいる日本人の事も書いているが覚めた目で。「6月の夜の夢」では西洋の女性が好きと書いてあり、結婚を恐れると書いてある。恋はしたいが成就したくないと。荷風の考え、人となりを知る資料としても良い。明治に書かれた小説は荷風自身若いせいか、人を批判的に書いたものが多いが私はこの時代の荷風が好きである。
2 昭和ヂオラマ館
大変面白くて、楽しくて、ヂオラマが好きな人、とにかく細かいものを作る人にはたまらない。すごいな、こうやって作るんだ、感心する。もー飽きずに眺めて、勝手に物語を作って遊んでいる、そんな自分にあきれるがそれだけ楽しい本。荷風先生が出ているヂオラマはもう映画の世界。昭和の子供たちが遊んでいるヂオラマは「たけしくん はい」の世界。ヂオラマの世界はストーリーがある、見る人によっていろんなストーリーがある。だから楽しい。字のない絵本も読む人によっていろんなストーリーがある。似ている、黙ってみているだけで良い。
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