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2013年2月

傾国女子

2013・2・10

 今年の冬は去年より雪が多い、昨日は強風その前も、近年が寒くて、雪が多い。暖冬、暖冬と騒いでいたのが、嘘見たいに厳しい冬の昨今。それに週2回の片道30分の病院通いも、なんだかんだで3,4時間かかる、在宅で介護しても一日のトータルの時間と変わらない。

つまり介護は在宅、施設、病院であんまり変わらない。まーそんな中で久々ハマった本。何も可も忘れて読んだ、ドロドロのてんこ盛り、究極のドロドロ。まー堕ちるとこまで堕ちた女の半生。

ベースは「好色一代女」、しかしこの本の現代語訳がない、残念。読みたい。

しかし作者はなぜ今の時代、女から見れば、男にとって都合のイイ女をかくのだろうと思う。また理想的に、千春は男にとって都合のイイ女と考えても、自分では最終的にそうじゃないと感じる。だから良いのである。自分が男にとって都合のイイ女と分かると腹が立つ。素じゃない、自分でそう選んだと考えれば、腹が立たない。

 たぐいまれな美貌があるからと言って、これだけ男の出入りが多いと、ただの多情多感な女父親が『安売りするもんじゃない』といったところで、最終的に大安売りである。年を重ねるほど、女としての生身の価値は下がる。生身は下がっても、中身の充実をおろそかにした、といよりやっぱり男がほっておかないのかな?で気がつけば、価値なし、働く術もなく、ただのくたびれた女。残りの人生をどうやって生きていくか、後半でいろいろ職探しで苦労する。

 まー大概はカネ回りのイイ男と結婚するとか、自分で事業を起こすとか、カネと男に不自由しないうちに次の人生を考える。いずれ己の美貌が下り坂になった時を考えて。利用する、貢がせるとかして。打算である。所が千春には打算がない、マー男との関係も、男も打算がないので、のめり込み具合が半端じゃない。のめり込みの恋愛は長く続かないし、結果はドロドロ、お互い束縛が強くなるから。

傾国と言うだけに、千春と関係を持った男は最後は不幸になる、自分も不幸、男も不幸、五分と五分。不幸の五分と五分。下げマンである。男で身を滅ぼすから好色一代女だだし、男も滅んだから傾国の美女である。

自分を安く売るんじゃない、賞味期限がある、生身では、しかし人生つまり年を重ねる事は自分を充実させることでもある、中身だな、それをしなかっただから最後は大損して大安売り。しかし現実でも美人は、案外損だよな。美人手おかげで、変に想像されて。

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