エロイカの創り方
2012・7・31
どうにかこうにか更新できました。介護週2回のアルバイト、中々更新できない。隊長もぱっとしない、左肩が痛い、ストレス?心臓?と焦ったがただの肩コリだった。20年前だったら、すぐ肩こりだなとわかるが。
50代も後半になると、外科的なものか、循環器系か、精神的なものかと判然としない。どっちに転んだとしても直すには時間がかかる。治ればだが、一生涯治らないかもしれないな、考えたりもする。
「エロイカの創り方」、久々「エロイカより愛を超えて」を読んだが、「エロイカの創り方」を読んで改めて長い連載、長過ぎると感じた。第1回が昭和52年、月刊プリンセス。初期の少佐は「創り方」にも書いてるように12等身、体格もナヨッとして、草食系か、中性的な感じ。
それが連載を重ねるように、体も筋骨たくましく変化した。エロイカも男らしく変化する。エロイカのコミックも15巻くらいまでは揃えたが、だんだん連載しなくなり、コミックの方も新刊が出ないので20巻くらいで終了したと思っていた。
ところが35巻まで出ているとは驚き、またベルリンの壁崩壊後、7年ほど連載をしていないことに驚いた。おちゃんが読み始めたのは22歳から34歳まで、この後20年くらい読んでいない。
この12年間はまず月刊プリンセスで連載、その後別冊プリンセスで総集編、その後コミックである。この12年間の後半は激動の世界史、イラン革命でホメイニ師、エロイカのもホメイニのおっさんで登場、カーゲーベー、CIA、NATOという図式ずっとそのままで敵対関係が続くと思ったら、ベルリンの壁が崩壊して、カーゲーベーがなくなり、NATOと同士になるとは。コミックの22巻目からのストーリーは同士となるが。
しかし簡単に昨日の敵は今日の友にならない、昨日の敵は今日も敵である。小熊のミーシャと少佐の関係が、だから面白い。ミーシャは個人的にカーゲーベーの時から好きである。
話はそれるが、ホメイニ師が死んだのは天安門事件があった日と同じ、なぜ覚えてるか、朝起きたらテレビで天安門事件、三沢の航空ショーから帰ってきたら、夕方のニュースがホメイニのおっさんが死亡、それで連載から消えた。
この漫画は現代の歴史というか世界情勢と同時進行だから、面白いと言えばそこが非常に面白いところでもあるが、世界情勢がどうなるか混沌とした事態が起きたのだから、作者が7年間もかけない理由はよく分かる。
まさかこの世からソ連が消えて、ベルリンの壁が崩壊し、社会主義がこけるなんて誰も想像しなかった、ずっと続くと思っていた。20巻目以降はまだ読んでいないが、CIAは登場しなくなった。ストーリー展開で出なくなったのか、それともアメリカの出る幕はない、存在理由がなくなった、ストーリーの中で。うがった見方をすれば影響力がなくなったせいかもしれない。
ますます混とんとする世界情勢、」作者はいつまで書くのか、興味深いし、でも限界、先が読めない時代と考えたら、もうそろそろいいじゃないかなとも思う。
しかし作者がしばし歴史漫画を描いた気持ちがわかる。まさか社会主義がこけ、ソ連が消えて、ベルリンの壁が崩壊すると誰が想像したか?007の存在も今はなくなった。
逆に考えるとどうでもいいような事件で、少佐とミーシャが争う、エロイカが混ぜ返すも有りだと思う。 >

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