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ジェシカの世界

2010・3・3

 雛祭り、今日友人と三人で雛祭りをしようと思って買って置いたひなあられ無い、犯人はボヘミアンきっと食べるお菓子がなくなったので仕方なく食べたと思う。ニキビ面、親より身長が高くなった少年が喰う、想像するだけで面白いが気持ち悪い。おちゃんは土、日筋肉痛と風邪のためダウン、苦しかった、ボヘミアンも風邪。

 最近は昔の漫画を好んで読んでる。「ジェシカの世界」週刊マーガレット昭和42年連載である。今風にいえば、多重人格と引きこもり、仮面家庭と重いテーマである。多分現代に置き換えると原作よりもずっと重い内容になるし、西谷祥子の描くような美しい絵では表現が足りないかもしれない。

 おちゃんは当時小学6年、「ジェシカの世界」に着いていけなくて毎週号絵ばかり見てマンガは読まなかった。しかし54歳の今やっと着いていける、内容が理解できた。この間43年長い、長過ぎ。昔は小中学生向けの漫画でも子供扱いせず、内容がよければ載せたのである。単に難しいだけではとっくの昔に消えていた、しかし多少難しい内容でも作品が素晴らしいから今でも良い作品として残り、売れ続けている。今は読者の好みに合わせて作品が書かれるから、質の良い漫画は少ない気がする、時代を超えた作品は年々少なくなっていく気がする。

 「ジェシカの世界」おちゃんは理解できなかったが、本屋のねーちゃんも同じ経験だったと言う。西谷祥子の絵は奇麗だけど、内容は理解出来なかったと。昔の漫画のレベルは相当高い、一応小中学生と言いながら、水野英子「白いトロイカ」、「ベルサイユのばら」、今的に言えば内容は高校生以上が対象である。子どもから成人までを対象にした総合雑誌という傾向が強かった。

 ジェシカは4つの世界を持つ、空想好きな本当の自分、冷たい令嬢、我儘な自分、退屈な自分、しかしこのような部分は誰でも持ってる、しかしジェシカの場合自分自身で4つの世界として捉え自由に出入りできるという、まー一つの逃避であろう。しかし最後に4つの世界に自分自身が入る事が出来なくなり、自分自身を安定させる場所がなくなり、発狂する。ならば家庭が安定してれば思うが、これも父親が妻を恐れ家庭に居らず、ジェシカ自身も母親をどこか恐れ、良い子でいる、本当は母を恐れてるがそれを封印、尊敬とい形に変えてる。と言うような内容小学生が理解できるわけないだろう。これに異母兄らしき男性と恋仲になりで、もうぐちゃぐちゃ、しかし周りの登場人物がジェシカに理解を示す。

 なんて内容小学生が理解出来るか、だから絵ばかり見てた。そして43年後に理解した。今昔の漫画界漁りである。

 

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