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ケーキケーキケーキ

2010・3・27

 萩尾望都と言う漫画家を初めて知った作品、なんかの雑誌の付録と言う記憶があった。やはり記憶は正しかった。「なかよし」の付録だった。昭和45年の「なかよし」、絵の印象が深かった、絵にセンスがあり、動きがある、動きはそれまでの女流漫画より格段にあり、線が強くしかししなやかである。絵は矢代まさ子に似てるが力強さでは萩尾望都は群を抜いている。すぐにファンになった。ストーリーも夢があり、可愛くもあり、思春期の女の子向けでいいなと感じた。「ポーの一族」もかなりはまった。

 いまでは女性のパテシエは珍しくはないが1970年の時点では女性がパテシエの修業をするなんて考えられない、だからかなり衝撃的である。今だから言えるが。当時だったらどうせ無理で終わったと思う。しかし洋菓子好きがここまでくれば大した物、とうとう家族を説得する。この時代はまだ1ドル360円、変動相場制ではなく固定相場制の時代。主人公カナの昭和20年代の中頃だと思う。フランスから帰ってきても女性は洋菓子研究家、料理学校で洋菓子を教える位、男と五分で洋菓子を作る場はなかったであろう。

 服もこの時代はミニが全盛であるから、ミニの服を着て中学高校時代を過ごしたおちゃんには懐かしい。余談だが昭和50年くらいからスカートが長くなる。しかしミニが残った理由は動きやすいから、一度ミニを着ると止められない。また萩尾望都の絵になるが特に風景、建物は絵本を見ているような感じで楽しくなる。外国の風景を萩尾望都が描くと絵ハガキのようで日本人が描いた感じがしない独特のセンスと表現である。線が柔らかい。他の女流漫画だと線が固い。風景を表現したら一番ではないか、特に欧米の風景を表現した場合。

 この頃おちゃんも洋菓子作りにハマり、ケーキ、パン、シュークリーム、ミルフィーユ、練りこみ式のパイいろいろ作った。一番ホームメイドでおいしいのはシュークリームとミルフィーユである。多少不格好でも出来たてのミルフィーユ、シューくりーむはおいしい、絶品である。まずパリパリのミルフィーユは食べられない。ならば自分で作った方が良い、しかし面倒なのでシュークリームはかなり作った。実際カナではないが本当においしいミルフィーユとシュークリームはめったに出会う事はない。パリパリのシュークリームはなかなかお目にかからない。だいたいこの時代は料理学校でも製菓を専門に学べるところは少ないと言う記憶がある。料理学校でアントルメ、デザートで習う専門性は高くはなかった気がする。専門学校は料理ばかりで、本当製菓部門はなかったなー。料理学校のカタログを取り寄せたこともあったけど。

 今はカナのように女性パテシエはずいぶんいる、しかしこの時代はいなかったと思う。親も理解してくれるが、この時代はやはりカナの両親のように簡単に理解してはくれなかった、仕事をしても寿退社が一般的だった。

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