日本映画「おくりびと」で考えた
2009・2・24
日本映画「おくりびと」アカデミー賞受賞、過去の作品でも名作、外国での評価の高い作品、受賞作品は日本人の日常を丁寧に描いた、特にこれと言ったドラマチックな所は無いが、家族を描いた作品が多い。「東京物語」、「秋刀魚の味」、「おはようさん」、「細雪」、「Always夕日丘の三丁目」、「お葬式」等。特に「東京物語」は普遍性のある作品だと思う。(原節子の出来すぎた嫁はうざい、もともと嫌いだし。逆に娘役の杉村春子の自分勝手な振る舞いに共感する、「おはようさん」でも杉村春子の演ずる母親はどこにでも居る感じ、後年の大女優も昔は普通のおばさん役をやっていたのにはびっくりした、大女優杉村春子しか知らなかった)。
「寅さん」シリーズにしても、家族を描いた作品が名作に多い、観客の共感を得る。家族は集団としての最小の単位であり、特に問題が起こらない限り大概が似たような家族の歴史をたどる。爆弾で壊しても血族がある限り、家族は延々と続く、壊せない、不思議な集合体。改めてみれば成るほどと思うが、誰もそこまで考えない、家族というドラマを当たり前に毎日演じてる。(これが家族の日常かな?)。それが映画になったり、ドラマになると、普通の内容だけど、普通じゃない(日常を見てしまう)悪く言えばのぞき?の感覚で楽しみ、共感、家と似てる、ちょっと違うなんて、アクション、コメディー、スリラーの作品と違う感覚で見てしまう。
しかし乃木希典は自分で、自分の家族をぶっ壊したもんな。息子二人を日露戦争で無くし、弟もいるが養子に出して、自分の代で家族を壊したんだから。自然に家族が絶えてしまうことは聞くが、意識して壊したのは乃木くらいだろう。やっぱり変わってる。
モックンはインタビューで40歳になったとき、人生の半分を過ぎると死を身近に感じるみたいなこといってたけど、おちゃんも40歳のころ人生の半分かと思った。やはり死を身近に感じ、単に怖いとか、考えないと言う気持ちが薄れてきた。現実にいつか来るなと思う。先が見えてきた、不安も少し無くなった。やはり先が見えたと言う一つの安心感かな。
若い人が自殺するのは先が見えない不安が多い、どうすればいいかわからない不安。おちゃんも言い知れぬ不安を持ったことがある、先には確実に死があるがそこまでどうすれば良いかと言う不安である。取りあえずする事があれば碌な事考えなくてすむ。しかし何もする事が無いと、碌でもない事を考える。最も何も無いと言うの自分の勝手な判断で、よく見れば人になんと言われましょうが、そこを知らぬ顔の半兵衛を決め込んで、それなりにやるもの転がってると思うんだけど。女に生まれてよかった、やることいっぱい。男ないねー、かわいそう。
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