声に出して読む。音読。読み聞かせ
2008.9・8
毎晩ボヘミアンにねだられて「L change the WorLdを読み聞かせをしていますが音読し辛いです。何度も何度も突っかかります。夏目漱石の坊っちゃん (新潮文庫)
、小泉八雲の怪談―小泉八雲怪奇短編集 (偕成社文庫)
を音読したときはスラスラといったのにと不思議に思ってました。よく考えてみると「L change the WorLdはやたらカタカナ言葉が多くて、どこできったら良いのか切れが悪いんです。(と言うより息継ぎがし辛い)文章自体も長かったり短かったり、谷崎潤一郎の文章も長いけど適当に区切りを付けられるので音読はし易いです。L change the WorLd
たぶん五七調のリズムを無視した文章なので音読し難いのかもしれない。谷崎潤一郎の文章は自然日本語のリズムを含んでいるので音読しやすいのかもしれない。(適当なところで息継ぎが出来る)
NHK教育テレビの「にほんごであそぼ」は面白いです。ボヘミアンも好きで時々見てるようですが、何が良いかってリズムがいい、五七調のリズムが良い、覚えやすい、ある程度の年の人たちには懐かしい言葉が出てくる、つい声に出したくなる、これぞ日本人の、日本語のリズムだと思います。出てくる言葉は日本の古典、名作、内容も良いから後世まで残りますが、やはり七五調と言うリズムがあるからと言う点も見逃せないと考えます。「題名のない音楽会」で(何年も前だが)なぜ中田義直の歌は好まれるのか、歌い継がれるかという話でボニージャックスの方が、日本語のリズムに合っているから、大事にしてるからと話してました。そのとおりだと思いました。今の歌が覚えづらいのは、七五調無視と本人しか歌えない曲が多すぎるから(音域に無理がある)、多聞おそらく残るのは少ないと思います。
「北原白秋100選」は音読に向くかどうかは別として声を出して読む、七五調のリズムはこういうもの何だと発見させてくれます。懐かしい童謡もあり、歌う時とは違う声を出して読むとまた違った感覚があります。切れ、テンポ、リズムがよくさすがと思うと同時に、北原白秋が抜けた後「赤い鳥」が廃刊になったのは分かるような気がします。しかしボヘミアンには人気がありません。
「にほんごであそぼ」の放送からしばらくしてから、「声に出して読みたい日本語」が出ましたがこれも面白いです。ただ読んだら面白くない、声を出すから面白いんです。ボヘミアンを寝かす時読みましたが、「般若波羅密多心経」がどう言う分けか好きで 繰り返し読みました。とにかく寝てくれたらいいんで適当に節を付けて読んで寝かせました。意味なんて後で分かればいい、面白がれば良いんです。その言葉が頭に残り、大きくなったときこの作品だったのかと思い出して、読んでくれれば良いんです。頭に残ってるか、残ってないかで興味がぜんぜん違います。
ところで二三日前からボヘミアンが「ぎおんしょうじゃのかねのこえ」と言い出し、「知ってるべ?」と訊いたから「うん、知ってる」、「だったら言ってみろ」、私も「ぎおんしょうじゃのかねのこえ」と言ったんですけどボヘミアンのようにきちんと言えませんでした。どうも学校で暗誦するらしくて、聞き覚えがあるので完全に覚えて暗誦したいらしいです。
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