20世紀少年
2008・9・14
ワーナーマイカルへ行って「20世紀少年」見てきました。面白いです。私とだんなはもう「20世紀少年」の世界に入ってしまいました。次回作が楽しみ。ケンジたちが昭和47年卒業の小学生ですから、生まれた時代は昭和35年か、36年生まれです。しかし私の記憶からいくとケンジ達が小学生の頃シーンで「忍者部隊月光ごっこ」のシーンがあるんですけど、ケンジ達が小学校に入学したのは昭和42年、その頃もうテレビでは「忍者部隊月光」は終わっていた気がします。
昭和30年代は後半で小学3年生だから、記憶のかなたですが、昭和40年代は小中高と学校に行ってたから出てくる言葉、シーン、もうたまんねーって感じ。昭和40年代のほうがずっと共感します。とにかくこの時代の言葉次々出てくるから、それがキーワードになって次々記憶が蘇って思い出したり、また映画を見たりけっこう頭の中が忙しかった。
しかし主演者は豪華ですね、これだけ豪華な映画も珍しいんじゃないでしょうか。クラス会のシーンなんかもうんうんこんなのありなんて、最初は楽しみにしていくんだけど、だんだん来るんじゃなかったとか、人生もいろいろあるから噂話とか、結構クラス会もドラマなんですよね。ドンキーが昭和44年アポロ11号の衛星中継寝ないで見てた、私も寝ないで見てました。同時通訳の西山千さんの声がいいのには驚いたこと思い出しました。中村賀津雄の神様はいいです、この様な映画では昔から学者とか不思議な老人でよく出てました。萬屋錦ノ助の弟さんですが、昔から独特の存在があって、錦之助の派手さが目立って地味な存在でしたが、燻し銀のような魅力があります。木元教子とデーブ・スペクターの組み合わせも驚きました。も昔は子供の歌番組のお姉さんだったんです。スポンサーは確かYKKでコマーシャルに出てた記憶がある。
ケンジ、オッチョ,マルオ、ヨシツネとか集まって昔の記憶を手繰りながら、友達のこと、秘密基地を出来事を思い出していくシーンは私も経験があるんだけど、間違って記憶してたりして、結構記憶の訂正が出来るんです。ケンジが子供のとき遊びで書いた「よげんの書」通りの事が現実に起きるんだから深刻、一生懸命思い出す、そしていい年こいたおっさんが「よげんの書」探すシーンは笑ったけど、書いた本人ケンジより友達が記憶してたりして。秘密組織が細菌兵器で狙う場所が、それがサンフランシスコ、ロンドンなんだけど、自転車でいつも通るとこにあるスナックとか、キャバレーなのは笑った。むかし「キャバレーロンドン」あったな、「キャバレーロンドン、キャバレーロンドン、楽しいロンドン」テレビのCMあったな。石橋漣司が久々超悪役で、竹中直人が何じゃこりゃって感じちょっと危ない宗教家暗殺されるんだけど、お二人とも元の形に戻ったって感じ(竹中直人のデビューのときは本当になんじゃこりゃって感じ)。研なおこの駄菓子屋ばあさん役もいいです。
ちょっとしたシーンにも旬の芸人さん、ベテラン、中堅と見逃せないシーンばかり。見ながら昔の出来事、懐かしい言葉で自分自身の記憶の世界に言ったりして、頭の中整理するのに大変でした。「ザマジックアワー」と主演者がかぶったりしますが、その違いを比べるのも楽しい。
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