そんなことって、ある?
2008・5・30
私の好きな西村繁男さんが絵を描き、奥田継夫さんの文です。今まで西村繁男さんの本は文のない本ばかり紹介してきましたが、今回は文の付いた本です。多分日曜日でしょう。家族がマラソン、途中でぼく以外はみんなスーパーマーケット、立ち話で、最後まで走らなかった。僕が神社に着いたとき、桜が満開、僕のやったーと言う気持ち、走りきった、爽快感が、絵と文章とマッチしていてこの本の一番の山のような気がします。
途中しか走らないぼく以外は、そのまま家に向かって走ったから最後まで走って一番になったぼくはビリ。そんなことって、ある?わかるよな。せっかく真面目に走ったのに文句言いたくなるよな。ましておじいちゃんが「またみんなではしろう」なんて、また次も今日みたいなら嫌だよなーって感じました。
日本中が西村繁男さんの書く絵のような家族だったらいいなと思う時が度々あります。西村繁男さんの絵には音を感じます。絵を見ているだけで話し声、物音、、生活の音を感じます。日本のどこにでもある、今いる自分が住んでいる所に似ていると感じる風景がすごく良いです。今回の本は画像がないので残念です。懐かしがり屋の大人が読むと良いかもしれません。
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