ハローワーク
2008.5.14
ハローワークとは不思議な空間である。今週ハローワークに行ったら知り合い3人に会った。以前は仕事があり働いていた、しかし仕事がなくなりただの失業者になると、以前持っていた張り、力、緊張感もない。上司もただの人、同じ立場で仕事を探す。過去がどうであろうと、ただの失業者、上下関係もない、当たり前といえば当たり前だが。しかし以前の上司に会ってつい気を使ってしまう、おかしなもんである。ハローワークという空間にいて、その場所にいる人を見るとどんな過去があるのだろう。仕事では指導的立場にいた人、面接官の経験のある人、今度は逆の立場になる、どんな気持ちだろう。みんな同じ立場にありながら、みんなどこかで過去を引きずっているかもしれない。何で自分がここにいるのかきちんと仕事してきてなんで首になるんだ、また転職してしまった、倒産した私のせいじゃない。そう考えるといろんな人の思いが漂っている。そして思いは早くこの空間から出たい。それだけは共通項。
「親より稼ぐネオニート」を読んだとき感想、こんな生き方もありだよなと思いました。大方は仕事を探してもなかなか決まらない、マイペースで生きてみたい、とにかく何らかの理由で家から出たくない、そんな若者は何で稼いだのがネットビジネスです。ネットビジネスで自己実現。それが今はネットで稼げるなんて事になっているけど。彼らは努力して稼げる用になった、単純にネットをやれば稼げるなんて物ではないはずです。そこにはあきらめない、こつこつとやり続ける根気です。ネットとの相性も良かったのかもしれない。何でも楽しくなければ続かない、楽しいから苦しくないでしょう。家と職場を往復するだけが仕事ではない、それを親は無職の子供に強いる、高じれば自殺か親殺しなんて本の腰巻に書いてますが。(極端すぎるし他にも原因があると思うのですが)著者は親世代に対して、新しい生き方を認めなさい、既成の概念にとらわれるなと。ほどほど暮らせる手段を持っているなら勤務形態にこだわらない事、親の価値観を子供に押し付けるなと。私も自分の好きなことを犠牲にする生き方好きじゃないんです。ライフアンドワークバランスなんです。
ところがここじゃ生活のためにどれだけへばって仕事をしてるか、自分が壊れる手前まで働く、果たしてこれで良いのか疑問です。親のすねをかじってと言うより、親が子供の仕事が見つかるまで子供の生活を見ると言うおろかな行為をしなくて良い。親が死ぬに死ねないと言う状況を作らない事になる、この新しい生き方良いと思いますけど。
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コメント
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こんにちわ。
Uターンしちゃった主婦のブログへのコメントありがとうございました!
ハローワークへ行くのがうんざりしていた頃、励ましのお言葉をいただきまたご指摘くださりありがとうございました☆
ほんとに、どこかですれ違っているかも、ですね!こんなに知的な文章を書く方も同じく失業されているとは…。自分に仕事決まらないのも納得です。
しかも、介護の方が大変ですよね。
わたしはよく面接で、子供が急病のときはどうするんですか?と言われるので、そう言われると何も言えなくなっちゃうんですよ。。自分しかいないんで。
東京はほとんどが核家族だからこうゆうことは言われたことがありませんでした。みんながお互い様だったのです。
都会かぶれのわたしは、そうゆうふうにとってつけたように子供のことを言われると、この会社では働けないなと一瞬で思ってしまって、その後の面接での態度が悪くなってしまってるかもしれないです:
介護や子育てにはお金もかかるのに、働くところがないとあらゆることにおいてきつい生活です。
だけど、まだ1歳前の赤ちゃんがいる友達に昨日、パートの採用が決まったということも事実!経歴も家庭環境も違いますが。。
めげていては失礼ですね。がんばります。
ではまた来ます☆
投稿: くろんぼ | 2008年5月22日 (木) 10時22分