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児童書

2008.2.24

 昨日の日中は暖かったのに夜から吹雪であった。週末はたいてい雪が降る、今朝も雪片付けである。もういくら降ってもすぐ解けるのでやらない。

 小さいときに読んだ、読んでもらった本を思い出すときがある。何の本か忘れても絵で記憶しているときがある。

    「カロリーヌノのつきりょこう」  ピエール・プロブスト著   BL出版

 幼稚園か小学校のころの学習雑誌に「カロリーヌのつきりょこう」載っていた記憶がある。違うかもしれない、別なカロリーヌの話かもしれないが(カロリーヌはシリーズになっている)。20年くらいたってから「小学館世界童話」の中からカロリーヌを見つけたときは古い友達にあった気がした。ストーリーは忘れていたが、絵だけは記憶の隅にあった。

 カロリーヌの面白さは、子供だったら絶対出来ない事をカロリーヌはチャレンジしていく。読み手の子供は自分がカロリーヌになったつもりでストーリーの中に入り込んでいく。でもカロリーヌも子供だから失敗して泣いたり、子供らしい行動もする。子供は何でもなったつもり。「つもりの世界」の世界で遊んでいる。ごっこ遊びがいい例である。

 しかしある時点から「つもりの世界」から現実の世界を実感する。だから1年前まで成りきりごっこで遊んでいたのに、次の年は子供臭いと言って成りきりごっこはしなくなる。うちの子供もそうである。戦隊ヒーロー物が好きだったくせに、小学5年になるとあほっぽくて見たくない、熱中してみてたのが信じられないと言う。誰でもそういう経験をしながら大きくなっていく。しかし大きくなってある日突然小さい時見た本に会うとうれしい。子供がいるとつい読んでやりたくなる。私も子供に読んでやった、案の定何度もせがまれた、「カロリーヌのインドのたび」何度も、今でも時々読み聞かせはするが、「カロリーヌにしようか」というと怒る。今は「Lチェンジザワールド」を読み聞かせ。表紙を見ると児童書みたいな感じする、だから読めると思ったらしい

  「はじめてのおつかい」  筒井頼子著  林明子絵  福音館書店

 30数年前、月間「こどものとも」240号で買った。理由はリアルなまでの子育てに夢中なママの姿、子育てに忙しいので雑然となった台所、町内には必ずあった小さな商店、現実の世界がそのまま切り取られたように描かれ、とにかくその表現の素晴らしさにうなってしまった。圧巻はみいちゃんが自転車に遭遇してドキドキするところ、物凄くダイレクトに読み手に伝わる。そして買い物が終わるとおつりももらわず、まっすぐ帰る。途中までママが迎えに来てる。みいちゃん早く、早く、おうちに帰りたいんだって気持ちが伝わってくる。たぶんママの顔を見たとき、みいちゃんは泣いたかもしれない。分かるんだよなー、我慢して、我慢してがんばって、でもその頑張りがもうお終いだーって思って、ママの顔を見たとき急に泣きたくなる。

 で子供が保育園に入って、この本が大型絵本になっていたのにはびっくりした。こどもに読み聞かせをしたがもういいと言われた。よく考えてみると今の時代5歳でお使いするなんて事はない。昔は子供がお使いするのは当たり前、お金と買い物のメモを持って、どこにでもある姿だった。今の子供はみいちゃんと同じ経験ができない。

 今この本を見ると魔法瓶の形が懐かしい、初期の頃のキャラメルコーンらしい1お菓子、この本を見ながらタイムスリップしている。

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コメント

「カロリーヌの月旅行」なつかしいです。
私も小さい頃、繰り返し読みました。
再版されたようですが、時期を逃してうちの子どもたちには読み聞かせしてあげられませんでした。

「はじめてのおつかい」トラックバック送りますね。

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