乱読のセレディピティー
2017・4・18
題名『乱読』まではいいがその次の横文字が凡人には嫌味、「乱読のすすめ」とか「乱読いいね』がいいのだが。マー英文学者だからマーいいか。
乱読賛成、専門バカになるな賛成、食わず嫌いはやめなさい賛成。本読みの本読みたる楽しみは雑食的読書。好きな分野はある、しかし飽きる時がある、飽きたら飽きたで良い、別なものを読めばいい、最後まで読むのはよろしくない、1冊の本を最後まで読まねばならぬはよろしくない、ホ~なるほど。
最近おちゃんはあまりの乱読、本途中丸投げがあるのでこれでいいのかと深く反省してた。本は買うが読まないで幾星霜。
ボーズが「この本全部あんた読んだのか?」、ギクッ、「三分の二は読んだが後は読んでない、で何年もたった」、「フーン」と不信な顔をされた、そりゃそうだろ、統一感がない、読書傾向がつかめない、どーせあんたはただ買ってんだろって顔をされた。
しかし本の買い過ぎ(金もない癖に)、読書は遅々として進まず、まるで虫食い的読書、これでいいのかと真面目に悩んでいたが。この本を読んだら、雑食的、虫食い的でいいのだ、乱読でいい。乱読の良さを進めてるので安心した。
古典となるのは読者がいるからだ、納得。どんな大家の書いた本と手読者がいなければ残らない、その点ドナルド・キーンは偉い私の本は売れないと、面白いと思うのだが好みの問題か。
本は身銭を切って読むべし、その通り。読めばと勧められた本はいいかしてくれる、自分で買ってみようかと決められる。本を買う時レビューを読む。無駄な金は使いたくない。しかし読みたくもない本をもらってもねー。
型にはまった読書はある、しかし正しい読書とか間違った読書はない、勝手に好きなように読めばいい。出来れば風のように読む、ウーン、ある程度スピードを持ってか。読んで判然としない本は読むのをやめた方がいい、別なものを読んでしばらくして読めば意外と何であれだけ難儀したのかと不思議なくらいスルスルと読めたりする。
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